コンビニのアルバイトにて、勤務を終え田中とシフトを交代し、バックヤードで同期の木村に「忘年会についての連絡を田中と店長に返信したか」とLINEで訊ねると
『田中は先ほど変死しました。
念のため確認してもらえますか？』
と、事件性の高い返事が来た。
バイト上がりに田中の検死を要求されている。
先程まであんなに元気だった田中に何があったのだろうか。
ふと入り口に人影が揺らいだ。
「変なオヤジ来たから、僕の三三七拍子で追っ払ってやりましたよ……」
変死の田中が現れた。
追っ払い方が幽霊と同じである。
それだけ伝えると田中は再びレジへと消えて行った。
何の報告であったのかは謎であるが、とりあえず田中の無事が確認でき安心した。
【追記】
その後、怯えたオヤジが来店したので、木村への返事を後回しにした。
作業を終え続きを打とうとしたところ
「田中は生きている」
と途中の状態で送信され、事件が更なる発展を遂げる時のようなメールを送ってしまった。
田中は生きている。
【書籍】
田中が無事で嬉しい。
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○二冊目
【電車で不思議なことによく遭遇して、みんな小刻みに震えました】
電車で不思議なことによく遭遇して、みんな小刻みに震えました
やーこ
KADOKAWA
2024-04-24
コメント
コメント一覧 (2)
前回見に来たのは３ヶ月前でした
沢山新しい話を読めて笑って元気が出ました
ありがとう
yalalalalalala
が
しました
奇怪な現象が多発する
やーこさんの働くコンビニでは
起こり得る事態なので警戒が怠れない。
その奇怪なコンビニへ
一度赴きたい気持ちはあるが
無事で帰れる保証が無いため
勇気は出ない。
yalalalalalala
が
しました