【勤務先で印鑑を押して危なかった話】
職員がミーティングの出席確認表を持って現れ、突然「偉い人の横に押印する際は横に傾けて押すように」と言いだした。
斬新な押し方だなと思いながら私は判子を構え身体を傾けた。
その際に力が入り「はい」が
「はん……」
と独特な返事となり、職員は突如奇妙な声を発しながらTV東京のバナナのように捻じ曲がる私の不気味な押印の儀式を直視する事となった。

傾けるのは印鑑であり、偉い人の判子に対し紙面上でお辞儀を表する為であるという事を、私はこのとき初めて知った。
しかも、よく見たら肝心な判子も逆さに押していた。

※迫力溢れる世界線の「はん」
私の印鑑が偉い人の横でアクロバティックな動きを見せつけている。
怒られるかと思ったが、目の前でいきなり捻じ曲がる不気味な人間だと思われたのか、以後 押印については何も言われなくなった。
【追記】
後に職員が私のアクロバティック押印についてグチりながら同期の田中の所へ判子を求めて現れたらしいが、田中は反骨精神を見せつけ判を逆さに押した。
しかし、「田中」が「中田」に擬態しただけであり、彼の訴えは気付かれる事なくそのまま会は開かれた。
軽く検索したところ、一部企業には2000年代からあったそうであるが、明確化されたマナーではないとの事であった。
しかも、偉い順に微妙に傾斜角も異なるらしいが、真横に判を押しストリートファイターのエドモンド本田の頭突きのようになるのはマナー違反であるとの事であった。
因みに私のアルバイト先ではこの職員が店長にも通さず突然言い出した事であった。
乗ってあげたいところではあったが、意図が掴めず申し訳のない事をした。

【書籍】
アクロバティック押印はお控えください。
そして、三冊書籍が出てます。
◯最新作 変な猫エッセイ
「尻でカスタネットを奏でたら視線が刺さり震えたが今日も猫は愛おしい」
【↑Amazon限定特典本】 •初回版の場合はしおり ※書店に置かれている本でも、初回版ならば付いてきます!!
◯一冊目 変なエッセイ
【猫の診察で思いがけないすれ違いの末、みんな小刻みに震えました】
猫の病院で起きたすれ違い、
カツアゲにあった話など、日常の不審者詰め合わせ。
愛猫の話もあり。
◯二冊目 変人達のレクイエム
【電車で不思議なことによく遭遇して、みんな小刻みに震えました】
変質者と変質者のマリアージュ
勿論電車の中での話以外もあります。
愛猫の話もあり。
【こちらからでも、各ネット書店でお求めいただけます!】
https://www.kadokawa.co.jp/product/322312000832/

コメント
コメント一覧 (3)
私の同期入社の子、嫌いな主任の横に印鑑を押すとき、名前を右斜めに押して、ふんぞり返らせてた。
それが見たくて、みんな主任の横をその子のために空けてたな。
係長が何とも言えない苦笑いしてたな。
(主任と係長は不仲)
yalalalalalala
が
しました
「傾斜角は何度がベストですか?」
「え?あ、え?45?や、35?こんな感じ?」←上司・実演お辞儀&上目遣い
この一件から印鑑斜め押しは下からガン飛ばしと呼ばれて撤廃されました
ガン飛ばせたのにーと残念がっていた人が多かったのは良い思い出です
yalalalalalala
が
しました
真偽は分かりませんが、どちらにせよ
印鑑を押す程の需要書類なのに
その肝心の印鑑が傾いてるのは
シンプルにみっともないので、
普通に真っ直ぐ押印すれば良いと思います。
yalalalalalala
が
しました