バイト先のコンビニの事務所で店長の飼っている猫と休んでいたところ、苦情の電話がかかってきた。

「買った商品が口に合わなかったので返したい」と、明らかに食いかけの商品を戻そうとしていたのでお断りしていたところ、膝から滑り落ちそうになった猫の爪が刺さった。


「ア゛ァ゛ァ゛ァアーーーーーーー!!」


お客様の耳にオッサンの叫び声に酷似していると名高いフクロテナガザルのような悲鳴がお見舞いされた。

タイミング的に「責任者にお繋ぎします」とお伝えした後の
「ア゛ァ゛ァ゛ァアーーーーーーー!!」
であった為、突然電話口に狂った店長が現れたようになってしまった。

通話が切れてしまったのでリダイアルしたが二度と出てくれなかった。

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【追記】
閉店後、店長に事実を告げた。
「なんてことを……なんてことを……」
と、ひぃひぃと呼吸を乱しながら苦しんでいた。
「しかし、今となっては相手方に繋がりません。どうしますか店長」
と判断を仰いでると、近くにいたバイトの木村はフクロテナガザルの存在を知らなかったのか事務所のパソコンで調べ始めた。
店内に再び響くフクロテナガザルの咆哮に店長は更に追い詰められた。

嫌な従業員である。

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【書籍】
三冊目に猫エッセイ出してます。
愛猫達、近所の猫達や猫好き不審者との話を詰め込んでおります。


◯最新作 愛猫や近所の不審者と不穏な猫達のエッセイ
「尻でカスタネットを奏でたら視線が刺さり震えたが今日も猫は愛おしい」
•猫に点穴を突かれて病院へ
•店員を襲う あかなめ
•猫と尻カスタネット
などの話が詰まってます。
【↑Amazon限定特典本】 •初回版の場合はしおり ※書店に置かれている本でも、初回版ならば付いてきます!!


◯一冊目 変なエッセイ
【猫の診察で思いがけないすれ違いの末、みんな小刻みに震えました】

猫の病院で起きたすれ違い、
カツアゲにあった話など、日常の不審者詰め合わせ。
愛猫の話もあり。


◯二冊目 変人達のレクイエム
【電車で不思議なことによく遭遇して、みんな小刻みに震えました】

変質者と変質者のマリアージュ
勿論電車の中での話以外もあります。
愛猫の話もあり。


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