アルバイト先のコンビニのミーティングにて
「お客様に寄り添った発言をすれは納得に繋がるので、注意する際もそのように」
という難易度の高い方針が掲げられた。

ある日、サラリーマンが「紙パックの飲み物の端が凹んでいるので割引しろ」と、詰め寄ってきたので、店の方針に従い客に寄り添った発言を心がけた。
「自分も安い金で雇われている身ですので、到底私の一存では……」
嫌な寄り添い方となった。

確かにサラリーマンの勢いは失速した。



商品の交換を申し出たが
「代わりはいくらでも利きますので」
と、どこか人材にも置き換えられる発言となり、悲壮感は増した。

せめて気の効いた言葉の一つでもと思い
「もし、私がこの店を手に入れた暁には検討します」
とお伝えしたところ、丁度事務室から店長が出てきた。

私が店の権利を狙っている疑惑が浮上した。

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【書籍】
三冊目に愛猫達や近所の猫、不審者が出る猫エッセイが出ております。

◯最新作 変な猫エッセイ
「尻でカスタネットを奏でたら視線が刺さり震えたが今日も猫は愛おしい」
【↑Amazon限定特典本】 •初回版の場合はしおり ※書店に置かれている本でも、初回版ならば付いてきます!!


◯一冊目 変なエッセイ
【猫の診察で思いがけないすれ違いの末、みんな小刻みに震えました】

猫の病院で起きたすれ違い、
カツアゲにあった話など、日常の不審者詰め合わせ。
愛猫の話もあり。

◯二冊目 変人達のレクイエム
【電車で不思議なことによく遭遇して、みんな小刻みに震えました】

変質者と変質者のマリアージュ
勿論電車の中での話以外もあります。
愛猫の話もあり。

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