我が家には猫が2匹いる。
連休中、ベッドにもたれ掛かり部屋で本を読んでいると、猫達が背後で湧き立ち始めた。
何事かと思い、私は振り向いた。
いつもより胴が短縮された猫が、片手を伸ばす先住猫に挑んでいる。

猫パンチの乱戦の予感がする。
猫界のスパーリングを見守ろうと、私は姿勢を正した。
予想に反し、ぶつかり稽古が始まった。
猫達は国技を重んじている。

親方の風格が表情から滲み出ている。
自らの胸を貸す、先住猫による角界の誉れがそこにはあった。
しかし、凄く毛は舞った。
【追記】
猫達の天然ファーが舞っている。
まあ、なんて綺麗なことでしょう……。
掃除機はどこかしら……。
しかし、良い顔をしている。

確かに、よくよく考えれば我が家の猫は相撲技が多い。
先住猫のうには、姿勢低く飛び込む相手を両手で地面に落とす「叩き込み」がうまい。
あと、張り手。
因みに私は、世代は異なるものの維新力の相撲が好きである。
【書籍】
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