バイトで揚げたての天ぷらを期間限定で売る事になり、天ぷらが宙を舞う勢いで売れた。

しかし、盛況の代償に客の待ち時間が長くなり、並んでいた客の一人が先頭に来るなり「おい!」と、こちらに声を荒げた。

まずは挨拶をする事によって対等性を築くと良いと聞いたことがあるので、私は今までの経験を活かし、冷静な店員であろうと挨拶に努めた。
「いらっしゃいませ、天ぷら」
客を天ぷら扱いするヤベェ店員になってしまった。

天ぷらの後ろに並んでた飲水中のオヤジの気管支にダメージが入った。
そちらの方が大惨事になった事により、苦情などは有耶無耶になった。

IMG_7868

【追記】
咳き込むオヤジに、慌てた店長が現れた。
オヤジが
「天ぷらが……」
と、申した為に、まだ天ぷらを食べてもいないのに喉に詰まらせたかのような、天ぷらのエアプの様になっていた。

そして、事態の飲み込めぬ他のバイトが天ぷらを詰まらせたのかと思い水を持って現れた。

水でこうなっているというのに、オヤジへの更なる追い討ちのような仕打ちとなった。

【書籍】
天ぷらは舞っておりますが、猫達と近所の不審者達との本を出しています。
電子書籍もあります。

◯最新作 変な猫エッセイ
「尻でカスタネットを奏でたら視線が刺さり震えたが今日も猫は愛おしい」
【↑Amazon限定特典本】 •初回版の場合はしおり ※書店に置かれている本でも、初回版ならば付いてきます!!


◯一冊目 変なエッセイ
【猫の診察で思いがけないすれ違いの末、みんな小刻みに震えました】

猫の病院で起きたすれ違い、
カツアゲにあった話など、日常の不審者詰め合わせ。
愛猫の話もあり。

◯二冊目 変人達のレクイエム
【電車で不思議なことによく遭遇して、みんな小刻みに震えました】

変質者と変質者のマリアージュ
勿論電車の中での話以外もあります。
愛猫の話もあり。

【こちらからでも、各ネット書店でお求めいただけます!】
https://www.kadokawa.co.jp/product/322312000832/