狭い地域で個人経営のコンビニバイトをしていると暖かいお声がけを頂く事が多いが、この日はクーポンの期限も本人もキレているお客様が現れた。
割引が効かぬ事に怒る客をなだめようと対話を試みたが
「このクソ店員が!」
「お客様のおかげです」
反射的に褒められた時の返事をしてしまった。
『お前のおかげで私というクソ店員が生まれた』
クソ店員から凄まじい他責の念が放たれた。

不名誉な起源が一介の客に擦りつけられた。
そのうえ、クレームの対応を代わろうと奥から現れた店長は肩を振るわせながら一旦奥へ引き下がったので、客の目に意味なく店長のチラ見せがなされた。
【追記】
「クソ店員の目がすわっていて、恐怖を感じました」
品出しをし、棚の陰から私を見殺しにしていたアルバイトの木村は後にそう語った。
どちらが真のクソ店員であるのか、分からせる時が満ちたと感じた。
店長はその後、呼吸を整えたのち再び対応を代わろうと姿を現したが、まだ完全に準備が整っていなかったのか
「どうもぉぉ……」
などと深傷を負ったお笑い芸人のような登場をしていた。
この店長が出てきたところで、事態が好転する訳がないと判断されたのか、客は割とすぐに帰っていった。
【書籍】
バイトの話と猫の話がありすぎて、どうしようかと思いながら投稿しています。
こんな自分ですが、本を出しております。
電子書籍もあります。
◯最新作 変な猫エッセイ
「尻でカスタネットを奏でたら視線が刺さり震えたが今日も猫は愛おしい」
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◯一冊目 変なエッセイ
【猫の診察で思いがけないすれ違いの末、みんな小刻みに震えました】
猫の病院で起きたすれ違い、
カツアゲにあった話など、日常の不審者詰め合わせ。
愛猫の話もあり。
◯二冊目 変人達のレクイエム
【電車で不思議なことによく遭遇して、みんな小刻みに震えました】
変質者と変質者のマリアージュ
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コメント
コメント一覧 (1)
追記も面白いです
店長の気持ちわかるけど、自分なら奥から出ないでゲラゲラ笑い続けちゃうかも、ゴメン
お詫びにフォローします
yalalalalalala
が
しました